婦人科外来 gynecology
超音波検査は行っておりません。画像診断が必要な患者様については外部検査機関でのMRI検査を必要に応じてご案内いたします。ご了承ください。
月経困難症治療 (LEP)
生理前から生理中にかけての不快な症状は、排卵が起こり女性ホルモンの大きな変動があることが原因です。排卵を止め、女性ホルモンの変動をなくすことで生理前の不快な症状が軽快します。
低用量ピルの保険適用
本国内において低用量ピルは、月経困難症、子宮内膜炎の治療のために処方する場合には保険適用内で処方できます。
それ以外の目的で低用量ピルを処方する場合には原則保険適用外となります。
低用量ピルを避妊のために使いたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、避妊目的の低用量ピルの処方も保険適用外です。
また、中絶手術1週間後より避妊の目的で低用量ピルの内服を勧めるところもありますが、この場合も保険適用にはなりません。
緊急避妊薬 (アフターピル)
緊急避妊薬とは、望まない妊娠を避けるため、また避妊に失敗した際、緊急的に内服する避妊薬です。
避妊に失敗してしまった時や、そもそも避妊をしていなかった際に、緊急的な避妊の手段として翌朝に内服されることが多いため、『モーニングアフターピル』『アフターピル』とも呼ばれています。
国内承認されている緊急避妊薬レボノルゲストレル1.5㎎錠を性交渉から72時間以内に服用することで、妊娠率1.5%、妊娠阻止率82%まで抑えることが可能といわれています。
72時間以内といわれていますが、服用が早いほど、避妊効果は高まります。
アフターピルを服用すると、人工的にプロゲステロンを作り出し、子宮に到達します。これによって、子宮はプロゲステロンが分泌された状態になります。アフターピルを飲み終えた後は、プロゲステロンが人工的になくなるため、ホルモンバランスが乱れて生理がはじまります。強制的に生理を起こさせることで、妊娠が成立しないことを目的としたお薬です。
確実に0%にすることは難しいため、正しい知識をもって行為に至る必要があります。
お薬が使われる例
- コンドームは付けていたけれど、破れてしまった
- コンドームが途中で外れてしまった
- 途中からコンドームを使った
- 成り行きに任せてコンドームを付けず性交渉してしまった
- 膣外・膣内射精した
- 低用量ピルを服用しているが、服用方法を間違えてしまった
- 望まない性交渉に至った
注意点や副作用
- 頭痛、悪心、腹痛、嘔吐、倦怠感、眠くなる、不正出血などが挙げられます。
- 緊急避妊薬に対する過敏症の既往のある方や重篤な肝障害のある方、妊娠している方は禁忌となっているため、緊急避妊薬を服用することはできません。
- 服用後、生理がくるまでは性交渉は控えてください。
- 服用後、生理予定日より生理が遅れる場合は、妊娠の有無を検査しましょう。
治療費用
緊急避妊薬
¥ 1錠あたり15,000(税込価格16,500円)
診療担当
医師 吉居絵理
- 産婦人科専門医
- 周産期新生児(母体胎児)専門医
- 女性ヘルスケア専門医
- 新生児蘇生法専門インストラクター
- 新生児蘇生法専門インストラクター
- 日本抗加齢医学会専門医
診療曜日
婦人科外来
月 9:30~13:00, 14:30~17:00
ご予約に関して
- 診察のご予約は、お電話またはWebでお受けしております。
- 初診のご予約時は、CLINICSアカウント登録が必要です。再診のご予約は、再診コード(QRコード)が必要になります。再診コードを入力すると予約可能枠が表示されます。
- 当院では、ご本人様確認のためにも保険証の提示をお願いしております。