緊急避妊薬(アフターピル) after_pill
緊急避妊薬(アフターピル)
緊急避妊薬とは、望まない妊娠を避けるため、また避妊に失敗した際、緊急的に内服する避妊薬です。
避妊に失敗してしまった時や、そもそも避妊をしていなかった際に、緊急的な避妊の手段として翌朝に内服されることが多いため、『モーニングアフターピル』『アフターピル』とも呼ばれています。
国内承認されている緊急避妊薬レボノルゲストレル1.5㎎錠を性交渉から72時間以内に服用することで、妊娠率1.5%、妊娠阻止率82%まで抑えることが可能といわれています。
72時間以内といわれていますが、服用が早いほど、避妊効果は高まります。
アフターピルを服用すると、人工的にプロゲステロンを作り出し、子宮に到達します。これによって、子宮はプロゲステロンが分泌された状態になります。アフターピルを飲み終えた後は、プロゲステロンが人工的になくなるため、ホルモンバランスが乱れて生理がはじまります。強制的に生理を起こさせることで、妊娠が成立しないことを目的としたお薬です。
確実に0%にすることは難しいため、正しい知識をもって行為に至る必要があります。
お薬が使われる例
- コンドームは付けていたけれど、破れてしまった
- コンドームが途中で外れてしまった
- 途中からコンドームを使った
- 成り行きに任せてコンドームを付けず性交渉してしまった
- 膣外・膣内射精した
- 低用量ピルを服用しているが、服用方法を間違えてしまった
- 望まない性交渉に至った
注意点や副作用
- 頭痛、悪心、腹痛、嘔吐、倦怠感、眠くなる、不正出血などが挙げられます。
- 緊急避妊薬に対する過敏症の既往のある方や重篤な肝障害のある方、妊娠している方は禁忌となっているため、緊急避妊薬を服用することはできません。
- 服用後、生理がくるまでは性交渉は控えてください。
- 服用後、生理予定日より生理が遅れる場合は、妊娠の有無を検査しましょう。
治療費用
緊急避妊薬
¥ 1錠あたり15,000(税込価格16,500円)
緊急避妊薬のオンライン診療に関して
当院では、厚生労働省指定緊急避妊薬の処方にかかるオンライン診療研修を修了しております。ただし、緊急避妊薬に関しては、地理的な事情などのやむを得ないケースを除いて、当院では対面診察を基本としてご対応しております。
また、上記の事由で、オンライン診療で緊急避妊薬処方をご対応するの場合に、薬剤師の面前での内服や産婦人科医による直接の対面診療を約3週間後に受診することを確実に行って頂く必要がありますので、ご理解のほど、何卒宜しくお願い致します。
(対面診察で処方させて頂く際には、診察終了後に院内で内服して頂きます。)