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脂質代謝異常とは?
閉経に伴うエストロゲンの低下は更年期障害、骨粗鬆症、萎縮性腟炎ばかりでなく、心筋梗塞や脳卒中などの心血管系疾患の発生とも関連することが知られています。
この原因のひとつである脂質異常症の発生頻度も50歳以前では男性が高率ですが、50歳つまり閉経をむかえると女性の頻度が急増して男性よりも高率になることが知られています。
閉経前の女性では,エストロゲンが何らかの形で脂質代謝に良い影響を及ぼして動脈硬化に防御的に働いているものと考えられます。
さらに,更年期は環境も大きく変わる時期ですので、食生活を含めたライフスタイルの変化も脂質異常症の大きな原因と考えられます。
脂質異常症の治療において、食事療法によるライフスタイルの改善は男女や更年期前後を問わず重要なことです。
食事療法やライフスタイルの改善でなかなか良くならない場合には内服治療をご提案することもあります。
更年期障害とは?
約45~55歳、閉経を挟んだ10年間の間に女性は大きな変化を遂げます。卵巣能が低下するに伴い、女性ホルモンの分泌が減少するのです。
その女性ホルモンの欠乏により発生する症状を更年期症状、更にひどい症状を抱える人は更年期障害と診断されます。
症状としてはイライラや憂鬱などの気分的な症状からめまいや吐き気、肩こりなどの身体的な症状まで多岐に渡ります。
子宮頸がん検査・婦人科腫瘍マーカー検査とは?
子宮の入り口付近に発生することが多いので、婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。
また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。
検査の所要時間は10分程度です。
当院では、女性医師による子宮頸がん検査(子宮頸部細胞診およびHPV検査)を行っております。院内は女性スタッフのみでご対応しておりますので、リラックスして検査をお受け頂けるように取り組んでおります。
また、腫瘍マーカー検査については、卵巣がん・子宮がん・子宮内膜症などで高い陽性率を示すCA125と、乳がんや大腸がんの補助的診断を目的としたCEAなどの腫瘍マーカーを検査されることがおすすめです。
腫瘍マーカー検査は数値が高い場合には画像検査などと組み合わせて確定診断へいたる補助的な検査とされています。
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